プラセンタ(胎盤)は、胎児の発育のためには必要不可欠な組織です。お母さんのお腹の中で、わずか10ケ月の間に1個の受精卵を一人の人間にまで育て上げる驚異的な働きを持った組織です。
だから、胎児への栄養補給のためには各種栄養素がこの組織に集中し、また多数の生理活性物質が産生され貯えられていることが知られています。
 プラセンタに関する研究は数多くされていますが、いまだ解明されていないことも多くあります。たとえば人間以外の動物では肉食動物ばかりでなく草食動物までもが、出産直後の自分の胎盤を食べてしまいます。これは、一説には出産のにおいを消し、外敵から身を守るためともいわれますが、より有力な説として、栄養豊富な胎盤を食べることによって、産後の体力回復に役立てるためとの説があります。胎盤には母乳の分泌を促進する作用もあり、子供を育てるためにも有効といえます。
 動物の生きる知恵のなせるわざともいえますが詳細は解っていません。現代科学をもってしても未だ未知なる部分の多い、偉大でかつ神秘性を秘めた組織なのです。


             



 

 



胎盤の常用な働きは、胎児への酸素や栄養分の補給や、胎児の保護に加えて、各種臓器の機能を十分に備えていない胎児のために、それぞれの臓器の代わりをすることです。胎児の発育のために必要な呼吸やタンパク質合成・有害物の解毒・ホルモンの分泌・排泄など、重要な働きすべて胎盤が行います。
胎盤が代行する各種臓器機能は次のとおりです。




 胎児は胎盤を通じて、母体の血液から酸素を受け取ります。また、胎児の放出する炭酸ガスは、胎盤を通じて、母体の血液に送り出されます。


 成人の肝臓では約200種類の酸素を使って、500種類以上の化学処理(タンパク質の合成などの代謝作用)を同時進行で行っています。胎児では、肝臓が持つべき酸素を十分に備えていないため、胎盤がその不足分を補いながら、代謝作用を行います。また、胎盤は肝臓と同様に、異物を解毒する作用を持ちます。


 胎盤は胎児の老廃物を処理し、母体の血液中に送ります。


 発育をする育児は大量のホルモンを必要としますが、これらのホルモンを供給するのが胎盤です。


 胎盤が、病原菌や異物などの進入を阻止する関所の機能を果たします。


 胎児はアミノ酸のみをタンパク質源として利用します。胎盤で、母体の血清タンパク質を消化してアミノ酸にまで分解し、胎児に送ります。なお、中性脂肪も、胎盤で加水分解し、胎児に送ります。

このように、胎盤はまだひとり立ちしていない胎児の各種臓器を代行する、
”万能の臓器”といっても過言ではありません。
 
 
 



胎盤は胎児、つまり人間に必要なタンパク質・脂質・糖質の3大要素をはじめ、ミネラル・ビタミン・酸素・核酸など多彩な栄養素を成分としています。


□胎盤に含まれる主な栄養素
  ・ アミノ酸
  ・ 活性ペプチド
  ・ タンパク質
  ・ 脂質・脂肪酸
  ・ 糖質
  ・ ムコ多糖体
  ・ ビタミン
  ・ ミネラル
  ・ 核酸
  ・ 酸素


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